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  • 2016.10.06 Thursday
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世の中

見た目+話し方=9割?〜メラビアンの法則の誤り〜


話者が聴衆に与えるインパクトには、3つの要素があり、
言語が7%、音声が38%、見た目が55%…とかって話、
聞いた事がある方も多いんではないでしょうか。

これはメラビアンの法則といって、
コミュニケーション系や就活系の講座でも頻繁に引用される話です。

…が、今回はこれ安易に信じちゃダメですよってお話(笑)


人の話の内容なんてどうでも良くて、
見た目と話し方だけで93%決まっちゃう、
だから身振り手振りを入れろとか笑顔でいけとか
そういう主張をする人が多いんです。

笑顔が大事なのはわかる。
身振り手振りも効果的に使えば相手にインパクトを与えられる。
でも内容(言語情報)が7%ってのはさすがにないでしょう。

この実験、実はもともと言語情報を軽くみた実験だったんです。
詳しくは
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hiraki/d74.htm
に載っていますが、

・3つの要素(言語・声・見た目)が矛盾する場合の話である
・被験者に与えられる情報が断片的な場合の話である

というわけで、あまり実践的な法則ではないのです。

例を挙げましょう。
笑いながら、優しい声で「バーカ!」と言われたら、
(ああ、どっかのドラマにありそうw)
それは好意的な言葉だと感じますよね?

メラビアンの法則は、そういう「矛盾した時」限定の法則です。
面接やプレゼンテーションをやる時に役立つ法則ではありません。

でもコミュニケーション系の講座をやるには「都合が良い」法則なので、
本質からかけ離れた意味で誤用される事が多いそうです。


言ってる内容に差が無い場合は
見た目とか声の調子で決まってしまったりするんだと思います。
あるいは、内容で勝負できる土俵に立ってない場合。

でも飛びぬけて頭の良い人、良い考えを持ってる人に
見た目と音声情報だけで勝つのは無理な話。
そのことを、某コンサルのケーススタディで実感しました^^;

最終的に物をいうのは中身だろうと僕は思います。

見た目で勝負決まっちゃうケースもたくさんあるので、
見た目も大事なんですけどね。もちろん。
  • 2007.01.22 Monday
  • 12:10

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